こんにちは!王子駅を出てすぐのアール歯科クリニック王子駅前です。
今年5月からスタートさせていただいたブログも早いもので今年最後の投稿です。
「光陰矢の如し」と言いますが、本当に今年も1年あっと言う間でした💦
妊娠中に歯のトラブルが増える理由
昔から「一子を得ると一歯を失う」と云われるほど、妊娠・出産期は歯のトラブルが増加します。その理由について「お腹の赤ちゃんにカルシウムが供給されてしまうから」と聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、医学的には女性ホルモンとつわりの影響が大きいと考えられています。
今回はそんな「つわり中のお口のトラブル」について、一部ご紹介したいと思います。
・眠りづわり
「眠りづわり」は、日中でも気づいたら眠ってしまうほどの強烈な眠気に襲われるつわりです。そのため歯みがきをせずにいつの間にか寝てしまったり、睡眠中にお口が乾燥して、細菌が繁殖しやすい状態が作られます。歯磨きをする時間が持てない時は、キシリトールのタブレットを舐める・唾液腺マッサージで唾液を分泌するなど、唾液を出す工夫をしてお口に潤いを与えてあげましょう。
・食べづわり
「何か食べていないと気持ち悪くなる!」という不調がつきまとう食べづわりは、ちょこちょこ食べによって、歯の再石灰化が追いつかない状態を招きます。脱灰が進むと歯は脆くなり、通常よりもむし歯ができやすくなってしまうので、食べた後はキシリトールガムを噛む、フッ素入りの洗口液でさっとお口をゆずぐなどの習慣を取り入れてみましょう。
・吐きづわり
食べ物を食べると気持ちが悪くなる、強い吐き気に襲われるなどの「吐きづわり」。嘔吐のたびにお口の中に胃液が逆流し、お口のphが酸性に傾いてしまいます。また、1日中船酔いのような症状が出て、歯ブラシを口に入れるだけでえずいてしまうという方も増えます。そんな時は無理をせず、寝る前だけでも高濃度のフッ素が配合された商品でケアをしたり、気づいた時にだ液腺マッサージを行ったりしてみましょう。
つわりが落ち着いたら検診を受けましょう!
つわりで起こるトラブルの場合、一定期間を過ぎると症状が改善される人が多いため、一時を工夫して乗り切り、つわりが軽くなったら歯科検診を受けることが大切です。妊娠中でも可能な予防や治療方法があるので、「妊娠してるから…」と諦めずに相談してみてくださいね。
お母さんにむし歯が少ない子どもはむし歯が少ない?
「お母さんにむし歯が少ないと、生まれてくる子どものむし歯も少ない」という研究結果があります。子どもを産んでからでは遅すぎるということはありません、出産後、落ち着いてからで構いませんので、ぜひ検診をご活用ください♪
・妊産婦歯科健診を活用しよう!
妊娠の届出をされた方には、母子手帳と共に「妊産婦歯科健康診査・受診票」が交付されます。
北区では、妊娠中から出産後1年未満の間で1回、無料で歯科検診を受けることができます。
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年始の診療について
年始は2024年1月4日(木)より通常通り診療いたします。2024年も皆様の健口・口福のために、スタッフ一同心を込めて診療にあたりますので、新年もアール歯科クリニック王子駅前を何卒宜しくお願い致します。